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超入門!HTML環境構築

· 約7分

この記事はプログラミングを一切したことがない人でも HTML を使った web 開発を行うことができる環境構築についてです。

全体の流れとしては

  1. ブラウザをインストールする。
  2. エディターをダウンロード、インストールする。
  3. エディターに必要な拡張機能を追加する。
  4. 書いてみる。

です。 たったこれだけ!

開発環境

開発環境とはその名の通り、ソフトウェア開発に必要な設定、インストールのことです。 ここでつまづいてプログラミングが嫌いになる人は一定数います(筆者含む)。

ダウンロードとインストールの違い
  • ダウンロード (Download): データをネット上から手元のパソコンにコピーすること。
  • インストール (Install): ダウンロードしたソフトウェアを手元のパソコンが使える状態にすること。

スマホに新しくアプリを入れるときもよくみると初めは「Downloading」、途中から「Installing」になっていますね。

ブラウザ

本記事ではGoogle Chrome を使用します。 インストールしていない場合はインストールしましょう。

Google Chrome を使用する理由は、開発機能が豊富なためです。 ブラウザを開いた状態で F12 (Mac の場合は F12 + fn) を押すと下のような画面が出てきます。

Chrome dev

ウェブページを開発する際はこの機能は大変役に立ちます。 是非覚えておきましょう。

エディター

テキストを書くソフトウェアです。 メモ帳でも大丈夫ですが、補完機能やシンタックスハイライト(色をつけて見やすくしてくれる機能)がないとプログラミングは大変です。 プログラミング用のエディターを使いましょう。

おすすめは Microsoft 社が提供している Visual Studio Code です(よく VS Code と略されます)。 何がいいかというと

  • 無料で使える
  • 様々な拡張機能がある
  • 動作が軽い
  • メンテナンスがキチンとされている

などなどです。 こだわりがある人は別ですが、まずはこれを使えば困ることはないでしょう。 こちらにアクセスし、「Download for Mac/Windows」を押します。(Mac を使っている人は Mac, Windows を使っている人は Windows と出ているはずです。)

Download VS Code

ダウンロードが終わったらファイルを開いてインストールしましょう。 Google Chrome を使用している場合は下部に画像のようなダウンロード状況が出てくるので、ダウンロードが官僚したらファイルの部分をクリックします。

Install VS Code

インストーラーに従ってインストールしましょう。

VS Code の拡張機能

Chrome の拡張機能のようなものが VS Code にもあり、非常に便利です。 エディタに様々な機能を追加してくれます。

拡張機能の追加方法

追加方法は非常に簡単です。

  1. 左の四角アイコンをクリックします。
  2. 上の検索窓で検索します。
  3. 対象の拡張機能を検索します。
  4. 「Install」をクリックします。

Add VS Code extension

HTML に便利な拡張機能

HTML Snippets

HTML の予測やシンタックスハイライト、スニペットなど HTML を編集するのに便利な機能が色々詰まってます。 詳細はこちら

Live Server

ウェブサイトはブラウザが HTML ファイルを読んで、それをレンダリング(ルールに則ってページを作る)します。 開発している HTML ファイルがサーバーに置いた時にどのように見えるかは、手元のパソコンで実際にサーバーに載せてみないとわかりません。 ゼロからやると色々設定がいるのですが、この拡張機能を使うと簡単にできます。 詳しい使い方はこちら

サーバーとクライアント

かなり大雑把にいうとサーバーとはウェブサイトを動かしているパソコンのことです。 これに対してウェブサイトを見るパソコン(すなわち手元にあるパソコン)のことをクライアントと言います。

書いてみる

上記二つの拡張機能を入れている前提で書いてみましょう。

  1. デスクトップ上にフォルダーを作成します。
  2. VS Code で作ったフォルダーを開きます。 File > Open ... と選択して作ったフォルダを選択します。Command/Ctrl + O でもいけます。
  3. VS Code を開いて以下のソースコードを index.html という名前でフォルダー内に保存します。 コピー&ペーストで大丈夫です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8" />
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" />
<title>Document</title>
</head>
<body>
Hello World!
</body>
</html>
  1. 右下にある Go Live をクリックします。

Go Live

Chrome が開いて以下のような画面が出てきたら成功です! もし Chrome が開かない場合は自分で開いてアドレスバーに http://127.0.0.1:5500/index.html と入力してみてください。

Hello World!

これであなたも立派なウェブエンジニア! 🎉 スタバでどやってやりましょう。